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永い後日談のネクロニカというTRPGがある。どうやら一騒動あった曰く付きのゲームらしいが、前々から興味があったのでESPサプリと併せて買ってきたのだ。
戦闘寄りのシステムであるネクロニカ。集めてしまったのはバトルマニア3名。波乱の幕開け──
今回のメンバーは
M氏:クトゥルフを2回くらいやった初心者。特化狂人で、予てから戦闘の味付けが強いシステムをやりたがっていた
G氏:フロム村出身のアセン狂人。初心者。
L氏:このメンバーの中では一番全うな育ちの初心者。
僕:この卓のGM。アセン狂人と特化狂人に挟まれて正気を失う
ネクロニカとは、アセンゲーである。パーツとスキルを組み合わせて、強い構成を作るシステムだ。
ダメージも部位ごとに判定されるため、公式でもロボットゲーに近い味付けとされている。
ロールプレイやプレイヤー同士の味付けのなかで、いかに引き立つキャラが出来るか、がミソなのだが、彼らの作ったキャラはというと。
M氏:完全捕食(出目が高いと即死が起こる)+支援(出目を数値分増やせるスキル)ガン積み
G氏:防御貫通武器+ダメージ補正&狙撃銃
L氏:もんの凄い点数の高い対戦車ライフルがメイン
と、見事防御をかなぐり捨てた構成で飛び掛ってきた。悲惨!
3人ともアセンゲーを長い間プレイしただけあってよく練られているのもまた悲惨であった。
そして実セッションは大量の敵が波状攻撃を仕掛けてくる中、敵の親玉を探して殺せ!という内容。
これだけ並べたら損害も出るだろう!と思っていたのだが
・M氏のキャラが触った敵が死ぬ
・G氏の武器のノックバックのせいで敵が行動出来ない
・L氏の持った対戦車ライフルが5点ダメージのせいで6パーツ以下の敵が軒並み死ぬ
など、大大大誤算。特にM氏のキャラの完全捕食の有効性をこちらが甘く見ており、10パーツ近い敵やボスですら即死する始末。アセン狂人G氏は終始出目が腐っていたが、当てるべきシーンではきちんと当ててくるし。
皆楽しんでくれていたようだが、次回以降のセッションで敵をどこまで強くすべきか悩まされるハメになった。アセンゲー出身者と遊ぶネクロニカは地獄だ…