三日坊主n回目

ここを見てる2人か3人程度のユーザーの為にもマトモな文章を書く練習をする場所

昨夜、クトゥルフ神話TRPGのオンセをした。

面子は最近TRPGに凝っているGM、少々経験値のあるS氏、昔やったのでほんのり知識がある僕、TRPGという物は全く触った事のないM氏。

僕はTRPGという物への興味、それと昔の経験からキャラシートを悩みつつ探索技能はそれなりのものを選択した。心理学を75まで振り、精神分析・医学・回避を少々、興味で拳銃を振る等。生物学と薬学も振り、学者RP。41歳という年齢設定をした事で、若者2名を引率するロールプレイをする事になる。

初心者のM氏、ここで早速変化球。GMにアドバイスを貰いながらも、EDU13と平均的な数値を色んな技能にフラットに振り、跳躍・忍び歩き・投擲を取るわオリジナル製作技能を振るわの暴挙。GM困惑。

S氏は経験者なのでキャラシを流用。心理学・オカルトの高めなキャラクター。

ここまで揃った3人ともIntが10を下回っておらず、M氏Int18、S氏17と波乱の予感をさせつつスタート。そしてここでも暴投気味の開始を迎える───

 

僕(H) SAN70

M氏 SAN65

S氏 SAN49

 

 

GM「導入、どうしよう」

我々「え?」

GM「ダイスで決めます」

GM都道府県リストからダイス振って、鳥取

我々「鳥取!?」

 

導入がぐだぐだになり30分かかる。

異界の洋館へ飛ばされるまでに30分。失踪者が出る事が判明するまでに30分───

 

そして導入部にある神的存在を事なかれ主義でスルーしようとする僕・S氏に対して興味本位で足を突っ込もうとするファインプレーを見せるM氏によって話が展開し、なんとか深淵からの招待を受ける事に成功するプレイヤー一行。

早速45まで振った聞き耳を外すM氏に対し65・75と高い値まで振った事で話を進める事に成功した僕・S氏が後ろに迫り来る深い闇を検知。

「背後に深い闇、そしてそこから伸びる触手に気づきます」

ここはゲーム慣れした一行、走って素直に正面の開けた土地へ。

そこには窓の無い洋館と、同じく窓もない小屋が一つ。

最初は看板の立った小屋の方へ興味を示していたS氏・M氏だが、メンバー中最高齢、41歳のキャラクターを操作していた僕が母屋であろう洋館の方へ行くべきではないか?と積極的に提案をした結果、洋館へ突入する事となった。

館内はオールドスタイルな、初代バイオハザードの雰囲気・構造に近い洋館。

左に二つ、正面に一つ、右手前に一つの部屋と、右奥には階段。後ろは我々が入ってきた銀色扉の隣に、先ほどまではなかった筈の金色の扉が一つ……

ここまで省いてきたが、SANチェックをしたのは言うまでも無く。

 

僕「迷ったら左とも言うし」

S氏「統計学・心理学的にですね」

僕「いや、漫画だけども」

といったロールを交えつつ左側から順に1Fの部屋を制覇する算段の僕。

上からマップを見て左下にある部屋は、奥の壁が真っ暗な「闇」を纏った、拘束具付きベッドのある部屋。

置かれた机の上にはミイラ化した手があり、部屋へ突入したM氏と僕がSANチェックを受ける。

S氏、持ち前の直感とビビり症から部屋へ入らず手前で待機するセレクト。今後も常時引け腰のムーブを見せるのだが、吉と出るか凶と出るか───

 

暢気にミイラの手でマジックハンドなどと言って遊びつつ左上の部屋へ侵入する一行。

そこにはうぞうぞと蠢く影が。

僕「まあ、目星で…あっ、失敗」

GM「シルエットの判別も出来ませんね」

M氏「さっき拾ったミイラの手で突きます」

GM他「えっ!?」

GM「…じゃあ、そのシルエットは虫とネズミで、ネズミ達が襲い掛かってきます。貴方は回避するか、走って逃げるかなど選んで下さい」

M氏「その場で回避」

他「ええええええーーーーーー!?」

GM「回避で振ってください」

M氏「回避は50まで振ったから…おっ!クリティカル!」

GM「ネズミ達は避けられると散り散りに逃げていきます」

僕・S氏「おかしい…何かが…」

 

初心者ならではの奇行を吸収していく環境に戸惑いつつ、それが皮を剥がれ臓器も飛び出した死体である事を確認する一行。

GMSANチェックお願いします」

M氏「成功」

S氏「まあ…SANちょっと減ったな」

僕「ファンブル

全員「あっ」

僕「6」

GM「発狂です」

僕「症状と期間は?」

GM「戦闘フェーズだったので、3分間幻覚で」

僕「死体がついてくるんだ、後ろで俺に話しかけてくる」

S氏「精神鑑定(※成功すると短気発狂を戻せる)振らせてください」

GM「精神鑑定どうぞ」

S氏「失敗です」

M氏「使えねえ…とりあえず探索します」

GM「M氏は死体の近くで、鍵があることに気づきます」

M氏「きったねえ鍵だなオイ、拭くけど」

 

僕「死体が…死体…ああ、死体だったんだよ、あの奥にあった物は」

S氏・M氏「正気に戻った!」

GM「では進行して下さい」

 

正面の部屋に堂々入って行く僕とM氏。中にはガラスケースと二つのボタンが。

僕「ボタンの形状やサイズ感っていうのは分かりますか」

GM「へぇボタンだと思ってください」

S氏「へぇボタン!?」

僕「押します」

GM「反応はありません」

M氏「へぇ音くらい鳴れよオラァン」

 

GM「右のガラスケースにはミイラがあります。見てしまった二名はSANチェック

僕「成功」

M氏「成功」

GM・S氏「減らねぇなあこいつら」

僕「元SAN70もあるしここまでで大きく減ったのは死体だけだから、まだまだ余裕あるな」

GMクトゥルフにあるまじき長生き系のキャラだな」

 

僕「あとは1Fで見てないのは右奥だけか?」

GM「みなさん聞き耳を振ってください」

S氏「失敗」

M氏「失敗」

僕「成功」

GM「H氏には、些細な物音が2Fから聞こえたように感じます」

僕「物音…二階から?」

S氏「H氏、二階からですか?」

僕「多分積んでた物が崩れたか何かだろう。一階の捜索をしたい」

GM「(二階行かないのかよ…)」

 

GM「右手側の部屋には、手前に「監獄」と書かれたプレートがかかっています」

我々「監獄って…」

僕「檻か…地下にないのが怪しいな」

M氏「今時監獄って」

S氏「うわー嫌だなあ…」

M氏「流石に不安なので聞き耳で」

僕「僕も一応、ここまで一切扉に聞き耳しなかったけど、M氏の不安がる姿を見て同時に聞き耳ということで」

GM「どうぞ」

M氏「あっ失敗した。 …何も聞こえないなあ」

僕「成功。」

GM「鎖の擦れるような、金属音が聞こえます」

僕「金属音…金物が擦れる音だ。鎖?そんな感じだな」

M氏「鎖?人が居るのかな」

S氏「人?この部屋に入ってみよう」

 

GM「部屋に入ると奥には檻と、手前には机があります。檻の中には20代の麗しい女性。女性は四肢を鎖で繋がれており、この場を出ようともがいています。先ほどの金属音は、彼女が出したもののようです」

GM「檻には「こいつは嘘つきだ」とかかれた貼紙。机の上には鍵があります」

GM「女性は白いワンピース、黒い長髪に、首にペンダントを付けています」

僕「鍵は檻の鍵穴と合いますか」

GM「難なく差し込めるようなので、この檻の鍵のようです」

僕「そこな女性。何故捕まっているのか」

女性(GM)「男に騙されたんです」

S氏「その男性の容姿は?」

女性(GM)「背格好はH氏ほどで、30代くらいの」

僕「うーん」

M氏「怪しいんだよなあなんか」

僕「女性。男性経験はある?」

GM「嫌そうな顔をしながら俯くでしょうね」

S氏「法廷で会おう」

M氏「セクハラやろ」

僕「YesかNoか、首の縦横でいいから」

GM「女性は嫌そうな顔で首を横に振ります」

僕「心理学を振ります」

S氏「マジかよこいつ」

GM「…嘘をついているようには見えません(※心理学はシークレットダイス)」

僕「彼女は嘘をついたようには見えない。解放してもいいのではないか」

M氏「彼女の利き脚は?」

女性(GM)「右足…」

M氏「なら左足の解錠を先ほど死体から漁った鍵で試します」

僕・S氏「悪党かよ」

GM「鍵はすんなりと解け、女性は嬉しそうに残りの鍵の解錠を求めるような視線を送ります」

僕「僕はそのまま解錠しても良いと思う。ほかは?」

S氏「俺もそうだけど…彼女はアクセサリを付けている。アクセサリ製作技能で振ってみて、鑑定出来ないかな」

GM「良いんじゃないですか。どうぞ」

S氏「あっ失敗した」

僕・GM「アクセ屋節穴かよ」

 

M氏「死体の元へ行って、死体の鑑定をしてみたいです」

僕「ついていって死体を生物学で調べます」

GM「生物学どうぞ」

僕「失敗」

M氏「使えねえなあ教授」

僕「専門じゃないからな。それにこう死体が崩れていては調べられん」

M氏「死体の写メ撮ります」

GM「現代日本だし、携帯の所持くらいは大丈夫でしょう」

 

M氏「女性に死体の写メを見せながら「これに見覚えはないか」と問います」

GM「女性SANチェック。成功」

女性(GM)「見覚えはありません」

僕「心理学で。」

GM「彼女は嘘をついているようには見えません」

僕「…まあ、嘘をついているようには見えない。鍵の所在からしても、そう嘘という訳ではないだろう。解放するべきだ」

M氏「うーん。怪しいけど仕方ないか。解放」

GM「女性は感謝の言葉を述べながら、同行をせがんでいます。女性は図書館・精神鑑定・応急等のスキルを所持しています」

GM「女性の名前はIとします」

僕「I氏の同行を許可」

S氏「セクハラかました学者についていくんだよなこの人」

S氏「あ、最後にもう一回だけアクセで振りたい」

GM「前にも試しましたし、プラス補正つけても構いませんよ」

S氏「成功」

GM「女性のつけたペンダントは霊的なもので、Pow+1の補正を受けています」

僕「やっと成功したんかい」

 

ダイスに恵まれないS氏。普段から運が悪いが、今後も悪い───

 

GM「部屋を出たら、目星を振ってください」

僕「おい失敗」

S氏「成功」

M氏「成功」

GM「S氏・M氏は部屋が段々と闇に包まれていくのを感じます。先ほど部屋に入ったときよりも薄暗く、部屋の電灯の問題ではない事を感じさせます」

S氏「時間経過か…?暗くなっている」

僕「そうか?まあタイムアップじゃないといいがね」

僕「あとは二階へ行くだけだな。階段へ行きたい」

GM「階段の方へ向かう一行。ここで幸運を振ってください」

僕「成功」

M氏「成功」

S氏「クリティカルだ」

I氏(GM)「成功」

GM「一行が階段の前に向かうと、階段の対面、左手前の部屋から怪物が飛び出してきます。怪物は大きく、また鈍重で、大きな刃物を持っています。」

GM「怪物を見た面々はSANチェック

僕「成功だな」

S氏「成功」

M氏「失敗」

GM「アイデアロールお願いします。M氏90です」

僕「Int18のアイデア無理すぎんだろ」

M氏「発狂じゃん」

GM「数ターン分動転して笑い続けます」

S氏「精神鑑定で。…成功、良かった」

僕「僕の時は失敗したのに…」

 

GM「戦闘フェーズにはいります」

GM「Dex順はM氏・S氏・H氏・I氏です」

M氏「階段を上る」

S氏「同じく階段」

僕「最後尾を取る。目星」

GM「その怪物はやはり背丈が2.5mほどで、左手には大きな爪を生やし、右手に大きな刃物。肉厚で、少しのダメージでは弾かれそうです」

GM「I氏は階段を上ります。」

GM「階段を上ると、そこは回廊のようになっており、吹き抜けになった中央からは一階で怪物が歩いている光景が見えます。」

GM「階段を上った左手側すぐに部屋と、回廊様になった対面にももう一部屋あります」

M氏「手前の部屋へ逃げ込む」

S氏「同じく」

僕「階段を上ってついていく」

GM「I氏も集団行動を取ります。」

 

GM「手前の部屋は寝室のようで、ベッドとクローゼット、タンスが備え付けられています」

僕「クローゼットの中を調べます」

GM「クローゼットの中は空です」

僕「空のクローゼット、か」

S氏「ベッド調べます」

GM「ベッドは使われた形跡などがなく、またベッドの下に隠されたものもありません」

僕「未使用の寝室ってのも怪しいな」

M氏「じゃあ僕はタンス」

GM「タンスの中にはなんと拳銃が。拳銃の形状等は拳銃ロールで振ってください」

GM「まあこの中で拳銃を振ってるのは…」

僕「僕は拳銃振ってるよ」

GM「(居たァー!こんなシナリオで拳銃技能振る奴がー!)」

僕「拳銃50で振ります…あら失敗」

GM「拳銃の詳細は分かりません」

僕「あんまり見ないモデルだな…まあ、俺は使えるが」

M氏「銃オt…H氏に渡します」

僕「拳銃ゲット」

そう。拳銃を振っていたのだ。

興味ポイントに悩み振った拳銃。直後、役割を果たす───

 

S氏「クロゼットにはどの程度入りますか」

GM「合計SIZ30程度ならいいでしょう」

GM「I氏も10で、他の二人も10です」

S氏「俺だけ13だ…」

S氏「クローゼットに隠れる展開だと、俺だけ別って形じゃん」

僕「(銃貰ったし、別行動でもいいなあ)」

僕「(まあ、この部屋はいいだろ)」

僕「対面にも部屋があったな」

GM「ありますね」

僕「この部屋を出ます」

S氏・M氏「では追従」

GM「I氏はH氏への好感度が高いので、ついていきます」

GM「部屋を出ると、階段から先ほど出てきた怪物の姿を確認します」

GM「怪物は鈍重で、走れば逃げれそうです」

GM「先ほどのDex順で戦闘フェーズお願いします」

M氏「対面の部屋へ向かって走る」

S氏「俺も。走る」

僕「銃で撃つ」

S氏「え!?戦うの!?」

 

思わず応戦する僕だったが、これが後々役目を果たす───

 

GM「I氏は皆についていって走りました。」

GM「H氏の撃つ拳銃は1d10でフェーズ中3回撃てます」

僕「成功。成功。失敗と」

僕「7・8ダメージかな」

GM「流石に50振っただけあって並以上には撃てますね」

僕「2.5mの鈍重なバケモノに向かって外してる弾があるのが気に食わないが」

GM「怪物は血を噴き出しながらも迫ってきます」

GM「2ターン目に入ります」

M氏「やはり未探索のあの部屋へ」

S氏「同じく。部屋へ突入」

僕「走って距離をとる事にする」

GM「I氏も部屋へ突入します」

GM「怪物は足が鈍く、相手に走られるだけで距離が離れてしまいます」

GM「3ターン目です」

僕「当然、撃つ。成功・失敗・成功だ」

僕「4・7ダメージか」

S氏「あの学者何者だよ…」

僕「逸れ弾が多いな」

GM・S氏「多くねえよ!」

GM「怪物は大きくよろめきながらも距離を詰めます。肉厚な身体は、まだ耐えるようです」

 

GM「部屋へ突入した面々は、その部屋が図書室である事に気づきます。大きな本棚が数列、ぎっしりと本が詰められて並んでいます」

GM「本を探す場合は図書館、オカルトでも構いません」

M氏「図書…失敗」

S氏「じゃあ俺はオカルトで。…あっ失敗」

GM「ダメすぎる」

 

その間も戦闘を続けていた僕。装弾数は15発のようで、うち12発を使い討伐。

1度出たファンブルも、一緒に出たクリティカルで相殺というルールを取られ、どう見ても異界生物を拳銃で倒す偉業を成し遂げた。

S氏「やったんスか!?」

僕「その場で脈取るほどの勇気はなかった」

M氏「銃オタ大活躍だな」

僕「図書室に合流」

 

 

GM図書室の奥に、一人の男が居ます」

GM「背広を着た少しガタイの良い男。I氏は「彼が私を檻に入れた」と言って怒っています」

 

僕「さてどうしたもんかね。彼に名前を聞こう」

GM「男はTと名乗り、Tは「自分こそ名を名乗らないとは不敬だ」と眉をひそめます」

僕「おう。俺はH。ところで一つ質問だが───人を殺していないか?」

T氏(GM)「知らん。女を閉じ込めたこともない。」

僕「心理学」

GM「彼は少し嘘をついたように見えます」

僕「そうだそうだ。M氏、死体の写真を撮っていたね。見せてみないか?」

M氏「おっ、そうですね。彼に死体の写真を見せましょう」

GM「T氏SANチェックしつつ…」

T氏(GM)「知らん。」

僕「心理学だ」

GM「彼は明らかに動揺しており、じっとりと汗をかいているようにすら思います」

僕「(こいつは臭いな。この場でぶっ飛ばしてもいいが…決定的な証拠もない)」

僕「一度図書館を振る。…ダメだ失敗」

僕「外の怪物の死体を調べます」

M氏「ついてって一緒に調べるか」

 

M氏、僕で死体を漁るが成果を得ず。GMによれば死体を運べるとの事だったので、一階にあったガラスケースとミイラを思い出し、そこへ入れてみようとの提案を飲み死体を運ぶ。

その間も一歩引いた位置で引け腰になりつつ、全員一致で怪しいと踏んでいたT氏を監視する形のS氏。

 

一階のガラスケースに怪物の死体を入れると───

GM「ガラスケースに死体を入れると、左のボタンが妖しく光った。左のケースと連動しているようだ」

僕「そういう仕掛けか。押す」

M氏「へい」

GM「ボタンを押すと死体は影に包まれ、すっかり闇に溶けて見えなくなる。次の瞬間、ミイラ化した死体を見た面々はSANチェック

僕「おお……。成功」

M氏「成功」

GM「へらねええええええええええ」

S氏「あっ失敗!でも低めに削れたな…」

 

GM「ミイラ化した死体を眺めていると、ボタンの横に銀色の箱がふわりと出て来たことに気づく。」

GM「中には銀の鍵が入っており、彼らが入ってきた扉の色を思わせた」

 

僕「なるほどな。最後の最後にこういう…」

S氏「つまり、反対側のケースにも…」

僕「T氏を殴ります」

GM「えっ?」

S氏「は!?」

M氏「ミイラの手を投げつけます」

S氏「その手俺見てない!SANチェックは嫌だああああああ!」

GM「え、えーとS氏はSANチェックで、H氏はパンチ、M氏は投擲でお願いします」

僕「失敗!失敗かよパンチで!」

S氏「成功したんでミイラの手1d3で振りまーす。3でーす」

GM「ファアアアアアアアアアアアア!」

S氏「良かったSANチェック成功した」

S氏「つーか横の状況おかしいだろ!」

GM「…はい。T氏は嫌な顔をしながら構えています」

僕「もう一度聞こう。人を殺していないんだな?」

T氏「知らん」

僕「心理学」

GM「…T氏は、明らかに嘘をついているように思えました」

僕「脚を打ってノックアウト判定」

GM「は!?」

S氏「お前殺す気かよ!」

GM「ま、まあ許可しましょう。密着なので+50の補正を…必中だこれ」

GM「1d10で、とりあえず」

僕「8です」

GM「瀕死です。医学か応急で振って、成功の場合ノックアウト成功ということで」

S氏「こいつ最悪だよ」

M氏「サイコ野郎だ」

僕「医学で振ります。…お、クリティカル」

GM「クリティカルの場合、1d3でHPを回復させるか、そのまま単純成功として1で復帰させるかを選べます」

僕「後者だよ当たり前じゃん」

S氏「巧みな医術を殺人未遂に使っている」

GM「足打って生かさず殺さずだね」

S氏「最後の最後でやりやがったコイツ」

 

僕「最後に聞く。お前は何者だ」

T氏「…人間だ」

僕「心理学」

GM「T氏は明らかに動転していながら、嘘をついています」

僕「…人間かどうかなんて聞いてないよ。心理学者にそんな嘘をつくな」

僕「S氏。脚を持って、ガラスケースへ」

S氏「分かった」

GM「ガラスケースへ放り込まれたT氏は出してくれとせがんでいます。扉を閉めれば、脚を撃たれ重傷の彼は出れないでしょう」

僕「M氏、戸を完全に閉めて」

S氏「俺はもうミイラ化なんて見たくないし外に出るよ」

I氏(GM)「私も出ます」

GM「T氏の入れたガラスケースに対応して、ボタンが妖しく光ります」

僕「…仕掛けどおりなら、いいが。ボタンを押そう」

GM「ボタンを押すと、先ほど同様にT氏はミイラ化し、金色の鍵が出現します」

僕「よし脱出だ。S氏、金の鍵を持っていてくれ。同時に回してみようじゃないか」

S氏「同時に!?まあ試しましょうか」

 

GM「彼らが扉の鍵を回すと、部屋の中央に何か怪しげな扉が出現します」

GM「しかして彼らの開けた館の扉、銀の扉からは暗闇と触手が、金の扉からは光が差し込んでいます」

GM「中央の扉からも、金の扉同様光が差し込んでいますが───」

 

M氏「俺は入りたくねえなあ」

僕「しかし、このまま悶着していてもなあ」

などとしばらく話し合う一行。M氏、かなり悩んでいた。

 

僕「入ります」

S氏「…まあ、正解だと信じるよ」

M氏「…仕方ないか」

 

となりシナリオ終了。一番良い終わり方でしたとさ。

 

色々あったが、GM曰く、拳銃で怪物を倒した奴は初めてだったそう。

そもそも拳銃技能を振る人が少ない(現代日本だし)そうで、ここはTRPGにちょっとでも造詣のあった人間の動きという事か。

ちなみに普通は20か25ほどの拳銃技能に期待して1発でも当て、二階から蹴落としたりするのだとか。

全体的にゆるーい雰囲気の中、シリアスなところはきちっと締まってなんとか4時間で収まった卓となりました。